2022年12月議会「助産師にも分娩手当を!」

◎市民病院の特殊勤務手当改善を

Q市民病院で働く医療従事者には職種や業務によって様々な特殊勤務手当が支給されている。今回、現場で働く方からの要望を受け、3点について伺う。

結核患者と接する看護師には特殊勤務手当が支給されるが、結核病棟に勤務する看護師以外の職員には支給されない。結核は空気感染するため、支給対象を結核病棟勤務の全スタッフに拡大してはどうか。

A今後、人事院の規則を踏まえ、結核病棟で業務する薬剤師、理学療法士、言語聴覚士、管理栄養士、診療放射線技師、臨床検査技師等に範囲を拡大し、支給する方法で今後調整したい。

Q分娩手当は医師のみに支払われているが、助産師にも支給を求める。

A医師と同様に県の補助金を活用し、分娩手当を助産師にも支給する方向で調整していきたい。

Qオンコール手当は1回500円。待機している精神的負担も大きいため、支給額のアップを。

A今後も現状のまま支払いたい。

特別支援教育支援員について

Q実態調査の結果、小松地区の支援員の配置が適正だとした回答が38%にとどまっていることが分かった。配置の現状とその要因は。

A配置状況は現時点で全体の91%。要因は障害への理解や専門性、対象児童らとの信頼関係の構築など多様な業務内容と考えられる。

Q今後の対応は。

A継続募集を行うと共に市教育委員会のネットワークを活用し、100%の配置となるよう努力する。

◎空とこども絵本館元顧問松居直氏について

Q⒒月に逝去された。これまでの市への功績をたたえ、顕彰してはどうか。

A寄贈頂いた資料は大変貴重なものであり、今後も市民団体と共に

紹介コーナーの充実等を通して、松居氏の功績を顕彰していきたい。

Q松居氏も活動に携わった0歳児健診などの機会に、絵本をプレゼ

ントするブックスタートの第2弾として3歳児健診時に絵本をプレ

ゼントするブックセカンドを実施してはどうか。

Aこども園でのお話し会やビブリオバトルなど子供たちの成長に合

わせた切れ目のない読書活動を推進していきたい。

◎子宮頸がんワクチンについて

Q4月から積極的勧奨が再開された。1回目の接種状況は。

A接種率は、現時点の定期接種対象者で15.3%。キャッチアップ世代は47.4%。

Q新年度から9価ワクチンが定期接種化される。対象者への周知は。

A定期接種が決定次第、説明書も同封し、送付する。

Q現在、進められている2価、4価、そして来年4月から進められる9価のワクチンについては、定期接種の対象は女性のみとなっている。

このうち4価ワクチンについては男性の接種についても薬事承認され、自費で任意接種ができるが、3回の接種で5万円ほどの費用がかかる。

HPVは性的接触により感染することから、男性もワクチンを接種して感染予防に努めることで、HPVに対する集団免疫の獲得が期待できる。

そこで、男性への4価HPVワクチン接種任意費用の助成を求める。

Aワクチンの疾病予防の有効性や必要性について情報の収集、国の動きなどを注視していきたい。

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